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技師日記【3】

技師日記【3】

年号が変わった時、西暦元号を変換できる計算方法、みたいなものが一瞬話題になりましたね。
あれって当たり前っちゃ当たり前の話なんですが、普通の人は普段そこまで触れ合う事じゃないので、新鮮な情報に思えるのでしょう。

というからには、お前は普段から慣れ親しんでるのかと詰められそうですが、その通りです。
私(わたくし)放射線技師を始め、恐らく看護師、診療検査技師辺りの人が該当すると思います。
カルテでは元号表記であっても、検査機器は(特に海外製だったすると)和暦に対応していないので、西暦になおさねばならない機会が多い、というか必須なのです。

元号を元にして↓(いうまでもありませんが、元年は1年です。)

大正は+11
例:大正元年→1912年、大正10年→1921年。

昭和は+25
例:昭和元年→1926、昭和20年→1945年、昭和60年→1985年。

平成は+88
2000年を越えるためにちょっとややこしいのですが、基本は+88
単純に繰り上げて計算してもいいのですが、もっと簡潔な計算にしたい場合、-12でも可。
例:平成元年→1989年、平成12年→2000年。平成25年→2013年。

しかし、最近は電子カルテ含め、院内ネットワークの完全デジタル化が進んだために、患者IDは一括管理されており、どの機器でもIDを入れればその患者情報が呼び出せるというシステムが充実していると思われるので、今の技師には必要ない知識かもしれません。

俺の世代だと、デジタルがいよいよ本格流入してくる!って辺りだったんで、完全統一化はまだまだ行き届いておらず、なんだったら入職してまず覚えさせられたモノのひとつですね。

いまだに必要だし、ウチ←

というわけで、令和の変換式は知りません、仕事で使わないので←
でも足すだけで全部2000台に収まるし、平成よりは楽だよな。
令和3年で2021だから、18足せば良いんだね

あと明治は仕事始めた辺りは覚えていたんですが、もう忘れました。
俺が働き始めたのが2006年になるのか。
このとき明治45年生まれの方が94歳。
幾人かの明治生まれの患者様を対応したことがあるものの、事実上はほとんどないと言って良いので、忘れましたね。
まあ、明治45が大正元年だから、計算はできるんだが。

10個下の後輩は、明治生まれの方は見てない。当然だが。
大正が既に、俺でいう明治くらいのレア度の模様。
意識してみると少なくなったよ、本当に。
最近は昭和一桁も珍しくなってきた。

そう考えると、ウチの院長が大学病院時代だった頃なんかは、明治生まれはゴロゴロいたんだよな。うーんなんか凄いな。

もう一個書こうと思ったけど、長くなったので今日はこの辺で。

結局なんやねん、この記事って感じだが、何気なく読んでいく内にあまり役に立たない知識が増えていくのが SCIENZA2なので。
そもそも SCIENZAってイタリア語で「知識」って意味なんだよ、知ってた?

うーん、我ながら素晴らしい説得力と、実力を示したな(意味不明
このブログをちゃんと楽しむには、それなりの探求心を併せ持った、最低限の知性が必要なのよね←

See!! you!! tomorrow!! good-bye!!


by kouteipengin_q85 | 2021-06-20 11:00 | 技師 | Comments(0)